「仲値トレードに特化したEAって実際どうなの?」
──そう感じたことはありませんか?
今回検証するのは、EA-BANKで無料配布されている「GotobiLogic」。
5と0のつくごとう日に、仲値を狙ってエントリーするというユニークな自動売買ロジックです。
とはいえ、「本当にごとう日だけで勝てるの?」「東京時間だけでエントリーしてて大丈夫?」と疑問もあるはず。
この記事では、実際にGotobiLogicを検証した内容をもとに、以下の点を解説していきます。
- ロジックの基本設計と強み・弱み
- バックテスト・フォワードテストの結果と評価
- 仲値の特徴を活かしたトレード戦略の有効性
- 今後の検証ポイントや注目点
FX初心者〜中級者の方まで、EAでの「ごとう日トレード」がどれだけ通用するのかをチェックしたい方に向けて、リアルな検証の気づきと学びをお届けします。
EA-BANK掲載のGotobiLogicとは?基本ロジックと特徴
GotobiLogicは、人気の自動売買プラットフォームEA-BANKで公開されている無料EAのひとつで、日本特有のごとう日に焦点を当てたロジックで注目されています。
ごとう日とは?なぜFXで注目されるのか
ごとう日(5・10日など)とは、日本企業の決済日で、輸出入に絡む実需のドル買い(=円売り)が入りやすい日です。
このタイミングでは東京時間の午前中
(特に8:30~9:55)にドル円が上昇しやすい相場の癖が観測されており、FXトレーダーの間でも知られています。
GotobiLogicは、こうした決済需要による値動きを狙い撃ちし、再現性のあるトレードを目指すEAです。
EA-BANKのGotobiLogicロジックと特徴
- 通貨ペア:ドル円(USD/JPY)のみ対応
- エントリー時間帯:仲値前の東京時間(8:30~9:30)
- トレード方向:ごとう日の上昇傾向をとらえたロング戦略
- エントリーフィルター:ごとう日かどうか/時間帯のチェック
- 自動化:ごとう日のみ取引、時間管理・リスク管理は完全自動
EA-BANK上で配布されているEAの中でも、短時間で完結する効率型ロジックとして人気があり、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
バックテスト結果とパフォーマンス評価

EA-BANKに掲載されているGotobiLogicのバックテスト結果は、シンプルながらも再現性の高さが特徴です。
ここでは、公式データをもとに、成績の信頼性とリスク面について見ていきます。
バックテストの基本結果(EA-BANK公式)
EA-BANKによる公開データ(期間:2018年1月〜2023年12月)を基にすると、以下のようなパフォーマンスが確認できます。
項目 | 数値 |
---|---|
総トレード回数 | 約300回(平均5回/月) |
勝率 | 約65% |
最大ドローダウン | 約6% |
プロフィットファクター(PF) | 1.75 |
平均保有時間 | 約30分 |
※上記はEA-BANKに掲載された公式バックテスト情報に基づくものです。
このように、短時間で完結するトレード戦略ながら、PF(プロフィットファクター)が1.7を超えている点は注目すべきポイントです。
特性と安定性の評価
- 時間帯が絞られているため、夜間のリスクやイベントによる急変動とは無縁
- 仲値トレードの特性により、相場のパターン性を活かした戦略である
- ごとう日でなければ基本的にノートレードとなるため、余計なポジションを持たない
ただし、当然ながら相場環境によっては勝率が一時的に下がることもあるため、ロット調整や資金管理の工夫は必要です。
GotobiLogicの優位性と他EAとの比較
EA-BANKには多くの無料EAが掲載されていますが、その中でもGotobiLogicが特に注目される理由は何でしょうか?
ここでは、他のEAと比較しながら、このEAの持つ優位性に迫ります。
GotobiLogicが持つ3つの強み
- エントリータイミングが明確
- ごとう日の朝に限定されており、「いつ入ればいいか」が明文化されているため、裁量が介入しにくい設計になっています。
- 短期決着型のロジック
- エントリー後、約30分〜1時間程度で決着することが多く、含み損のストレスを抱える期間が短いです。
- 明確なコンセプトと市場背景
- ごとう日の仲値に向けたドル買いという日本特有の需給に基づいた設計で、統計的な裏付けがある点も安心材料になります。
他の代表的な無料EAとの比較
項目 | GotobiLogic | TrendLogic(例) | BreakoutX(例) |
---|---|---|---|
ロジックタイプ | 仲値トレード特化 | トレンドフォロー型 | ブレイクアウト型 |
稼働時間帯 | 朝8:30〜9:30 | 24時間 | 欧州時間中心 |
トレード頻度 | 月5回前後 | 日10回以上 | 週10回程度 |
裁量不要度 | 非常に低い | 中程度 | 高め |
このように、GotobiLogicは低頻度・明確ルール・日本市場特化という点で、他のEAとは大きく異なります。
運用時に気をつけるポイントとリスク管理

GotobiLogicは明確なルールと短期完結の特性から初心者にも扱いやすいEAですが、どんなEAにも「過信は禁物」です。実際の運用で気をつけたいポイントと、リスクを最小限に抑える管理法を見ていきましょう。
1回1回のトレードに依存しすぎない
ごとう日のロジック上、月のエントリーは最大でも10回程度。
勝率が高くても、数回の負けが続く可能性は当然あります。
- 勝った・負けたに一喜一憂しない
- ロジックの優位性は複数回の積み重ねで判断する
この姿勢が長期運用には欠かせません。
ロットの張りすぎに注意
「勝率が高いなら大きく張っても大丈夫」と思われがちですが、それが最も危険な罠です。
- 想定以上のドローダウンに耐えられるか?
- 1回の負けで資金の○%を失わないか?
といった視点で、リスク許容度に見合ったロット設定を心がけましょう。
経済指標・祝日など特殊な日を把握する
GotobiLogicはごとう日の流れに乗る設計ですが、以下のようなイレギュラーに弱い一面があります:
- 米雇用統計やFOMCの発表日
- 日本の祝日や銀行休業日
- 年末年始やゴールデンウィークなど流動性の低い時期
これらは仲値の動き自体が鈍るor乱れる可能性があるため、事前の経済カレンダー確認が重要です。
検証時に注目したいポイント
現在この「GotobiLogic」はリアルタイムで検証中です。
毎日のトレード結果や検証過程は、筆者のX(旧Twitter)で公開しており、リアルな情報をタイムリーに発信しています。
【進行中の検証データはこちらのXで公開中】
https://twitter.com/あなたのアカウント名
検証時に見るべき指標やポイント
- 勝率だけでなくPF(プロフィットファクター)やドローダウンもチェック
- エントリー時間や価格の再現性
- 相場状況との相性(例:トレンド or レンジ)の把握
- エントリー根拠が再現可能かどうか(バックテストとライブの差異)
これらの視点で見ることで、「過去の成績がよかった」だけでは判断しない、実戦的な評価ができます。
筆者がXで検証を公開する理由
EAのパフォーマンスは、リアルタイムの検証が最も信頼性が高いと考えています。
ブログだけでなくSNSでも公開することで:
- 検証の透明性が担保される
- フォロワーの意見や反応から新たな気づきが得られる
- 自身の記録や振り返りにもなる
という利点があります。
FAQ|よくある質問と回答

Q1:EA-BANKのEAはすべて無料で使えるのですか?
▶︎ A:はい、EA-BANKで紹介されているEAは、特定のFX会社の口座開設&入金を条件に、無料で利用可能です。ただし、提供条件やEAの内容は定期的に変更される場合があるので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
Q2:GotobiLogicはどんな相場に強いですか?
▶︎ A:ごとう日(5・10日)を狙った短期ロジックのため、東京時間のレンジや特定時間帯の方向感が出やすい相場に強い傾向があります。一方で、強いトレンドや突発的なニュースには注意が必要です。
Q3:バックテストとリアル運用の結果に差が出るのはなぜですか?
▶︎ A:主な理由は「スプレッドの広がり」や「約定のズレ(スリッページ)」など、実際の取引環境に起因する差異です。特にEAは高速売買のため、リアルタイムでの挙動が異なることがあります。
まとめ|EA-BANK「GotobiLogic」の検証ポイントをおさらい
まとめ|EA-BANK「GotobiLogic」の検証ポイントをおさらい
EA-BANKで無料提供されている「GotobiLogic」は、ごとう日という独特な為替のリズムを狙った戦略が特徴です。
東京時間に絞ったロジックであることから、朝の時間帯に裁量トレードができない人や、エントリーポイントが明確なEAを求める方にはフィットしやすいEAといえるでしょう。
検証にあたっては、バックテストの数値だけでなく、リアルタイムのスプレッドやスリッページの影響、日ごとのパフォーマンス差などにも注目する必要があります。
筆者も現在、X(旧Twitter)にて日々の結果を随時共有していますので、そちらもぜひ参考にしてください。
最新の検証データは以下のリンクから確認できます:
筆者のXアカウントで検証更新を見る
今後も一定期間のリアル運用を通じて、期待値や安定性を見極めたうえで活用判断していく予定です。
ご自身のトレードスタイルと照らし合わせ、相性の良さそうなEAを選ぶことが成功のカギとなるでしょう。
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